歩け、歩け、歩け!

僕の通っている学校では年に1回、「歩く大会」なるものが行われている。
歩く大会は学校の設立当初から行われている伝統ある大会でコースは山北駅から山を越えて秦野市の公園に至る23kmで、30年ほどルートが変わっていない、これまた伝統のコースである。
コースは毎年変わらないので、4回目ともなるとさすがに飽きてくる。
でも、1年に1回、23kmという決まったルートを歩くことで「歩くこと」が人間にとっていかに優れたことであるかを知る機会にはなる


・・・・そんな訳ないか。


さて、歩く大会の魅力は何だろうか。考えてみたら1つあった。
山を歩く、ということである。
コンクリートのはげかかっている林道を歩き「行政のお金の使い方」に疑問を持ったり、山に木が整然と並ぶ様子を見て林業が山にもたらす利益を考えたり、川で弁当を食べつつ、谷を渡る風に「秋」を感じたり・・・・
秋の山にわざわざ自発的に行こうとしない我々にとっては貴重な「癒し」の体験でもあるのだ。
40年前には「絵と詩歌を作ること」が課題として設けられていたらしいが、「詩歌コンテスト」位なら考えても良いのでは?とも思う。


え?僕ですか?

山際が霞み見えず


樹木は葉を落とした


水際に石が跳ね


蜻蛉が寂しそうに飛ぶ


私は足の痛みと戦い


秋の寂しさにも打ち勝つ


また1歩終点に近づき


また1歩季節も変わる

こんな感じですかね。


今年もあと2ヶ月。頑張っていきましょう。