それぞれの終わり、それぞれの始まり

3/4のエントリーを見て演奏会に来た」という方、もしいたら、ありがとうございました。




春は別れの季節であると同時に、出会いの季節だ、ともよく言われる。
それでも、どうしても僕は、春になると今までの「別れ」を強く思い出してしまう。
引越しのときの別れとか、家族の死とか、好きだった選手の引退とか・・・
なんとなく春は感傷的になってしまい、あまり好きではなかったりする。



人は、出会いと別れは表裏一体であり、別れがないところに新しいものが生まれないことを知っている。
それでいて、別れを否定的に見つめてしまうのだから不思議なものだ。
もしかしたら、別れというものは「何気ない日常」からの離脱を意味しているのかも知れない。
そして、別れの時になって何か後悔の念が残っていると辛くなっているのだろう。「失ったものの大きさ」ということだ。



後悔をしない生き方をしても、別れが辛くならないとは限らないだろう。
しかし、大切なことは「今の1瞬を確実に生きなければならない」ということ。
宇宙でたった1つしかない「人生」というドラマなのだから。



これから、僕は51代キャプテンとしての人生を歩み始める。
この1年が終わると、僕はもうブラバン人生を終えなければならない。


来年の今頃、笑っていられるように


今までの人生を、後悔しないように


そんな風に、頑張っていきたい。