今年も割り切りと諦め01

前回のエントリーで、新外国人+新人以外の全選手の名鑑を更新し終ったようですね。とりあえず一安心。
さて、JP問題がひとまず決着したようなので、言及してみましょう。
まず、この問題に関して良いまとめがあったので置いておきますね↓

771 名前: 名無しさん@恐縮です 投稿日: 2008/02/04(月) 21:56:04
流れを整理するか

オリ、代理人を通さず直接パウエルに日本語の契約書を送りサインを貰う
     ↓
契約を詰めてる最中に勝手なことされ、代理人ぶち切れ
オリとの交渉を止めてソフバンに乗り換える
     ↓
ソフバン、オリとの交渉は断ったと聞いて正式に契約する
     ↓
二重契約発覚
     ↓
どちらの契約書も有効と判定
     ↓
三ヶ月の出場停止の処分下る

オリとの契約をクリアにしないままソフバンと契約したパウエル側が一番の元凶だな
この処分ではそのパウエルが一番得してるのがどうも納得いかん。


この問題そのものに関しては上の方のコメントが僕の気持ちを代弁しているようなのでこれ以上のコメントは避けます。むしろ問題は、「何故ホークスが外国人投手を漁りまくるのか」という所。
恐らく球団の狙いは、「完投能力のある投手を増やす事」なのではないでしょうか。
昨年在籍したガトームソンは完投がわずかに1回。スタンドリッジも元々はリリーフとしての獲得だったとはいえ、先発としての平均投球回が5回強。リリーフに弱さのあるホークスの投手陣で、まして斉藤や和田といった完投を見込める投手(斉藤は2006年8完投、和田は2006年6完投)が故障・離脱している今、チームのアキレス腱となるリリーフの負担を少しでも減らすには、完投できる外国人投手を獲得するのが一番手っ取り早い方法です。そう考えると、2005年には5完投を記録しているパウエルや、メジャーでローテーションに入っていたホールトンを獲得することは「短期的に見れば」間違ってはいません。
ただ、将来のエース候補である大隣や大場のチャンスを削ってまで獲得する選手かな?という印象はぬぐいきれません。本来ならば彼らの成績を見てから獲得を検討するのでも遅くはないはずです。それをせずに2月の頭の段階でガチガチに戦力を固めてしまう辺り、ここ数年、ルールに運が味方しなかったシーズンも多いとはいえ優勝を逃してきた球団の「焦り」が顕著に現れた、という印象です。


パウエルが入団すると決まったわけではないので、選手名鑑は正式な発表の後に更新する予定です。