試合短観06

形は見えたか。
C3-3H
「野球は選手がやるもの」というのは昨年も述べたことがあるのですが、今年も監督が変わったとはいえ、やる野球の方向性や選手陣容が大きく変わらない以上、出てくる結果もそう大きな違いは出てこないはずです。そう考えると今年のOP戦も、良くも悪くも「ホークスらしさ」が出た戦いになったと思います。序盤「だけ」絶好調な城所、調子が一見よさそうに見える外国人投手たち、つながりを欠く打線、やたら目立つ観客動員数、そして異常なまでの勝ち運…全部王政権の頃の流れを踏襲しています。
ただ、秋山政権のカラーを少しだけ垣間見ることは出来ました。それは「分業制の徹底」です。つまり、私が1月のエントリーで指摘した問題点の解消に向け、少しずつ進んでいる事がはっきり見えてきたのです。例えば、勝ちパターンのリリーフを神内・摂津・ファルケンボーグで固め、水田・篠原もワンポイントに固定したこと、そして捕手高谷・1番城所・3番松田をほぼ固定起用したこと。先発・抑え・主力の野手のタレントで勝つ、「王野球の踏襲」をぶち上げた秋山監督だっただけに、一方で柔軟な、そして一方で頑固なその采配には結果に関わらず好感が持てました。ただ、このような采配の路線は他球団も普通にやってきたこと。ホークスだけがある意味で異常な野球をしていたとも言えるので、この改革が結果にすぐつながるかどうかは五里霧中と言えるでしょう。
最後に、陣容予想を示しておきます。

先発
△和田
新垣
大場→△杉内
ロー
ホールトン
△大隣


中継ぎ
水田
摂津
(久米/△三瀬)→ファルケンボーグ
△篠原
△神内


抑え
ファルケンボーグ→馬原


捕手
△高谷
山崎
田上


内野手
小久保
△本多
△川崎
松田
仲澤
森本
(□金子)→△本間


外野手
△柴原
△松中
アギーラ
中西

(△長谷川/△城所)→多村

中々陣容としては悪くないですね。これで中西のレギュラー定着が図れるのならば最高なのですが。
順位予想は後ほど。