試合短観05

3月の総点検。
序盤の5連勝が効いて何とか開幕10試合を貯金を残して終われそうなホークスですが、やっぱり不安要素は山積ですね。まぁ、分かりきったことをツラツラと書いていくので、備忘録的に流してくださいな。


投手
3/31現在防御率はパ5位と、ある意味らしからぬ姿を現しているホークス投手陣ですが、和田以上に馬原の不在が大きく影響しています。彼の離脱によってガトームソンが抑えに回り(明後日先発するようですが)、その枠に甲藤が入った。この2人の成績がイマイチであることを考えると(甲藤はともかくとして、ガトームソンは抑えは向いてないのでは?)、やはり「馬原がいたらなぁ」と思ってしまいます。
4月ですが、和田・パウエル・ホールトンが1軍にやってきます。ただ、彼らは皆先発としての昇格であり、先発からはじき出されるガトームソンが抑えを務めるという状況は変わりません。となると、昨季後半の必殺技「先発⇒抑え」というパターンには持ち込みにくいままで、先発にまでしわ寄せが来る。個人的には三瀬を代役クローザーに推したいのですが、そうなると今度は左のリリーフは壊滅状態になる。首脳陣のさじ加減ひとつで大きく成績がぶれる、不安定な1ヶ月となるでしょう。


野手
サヨナラ試合が6勝中3つ。逆転勝利が6勝中4つ。もちろんこのような勝負強いチームの原動力は打線にあるのですが、決定打が早い段階で出ないのは相変わらず。1試合の平均安打数は9本強。これはリーグトップの数値。それでいて平均得点が3点強。これはリーグ4位。さらに、安打/打点(1点稼ぐのに何本ヒットが必要か)の数値は、リーグ5位。1点を取るのにヒットが3本必要という無駄な攻撃に終わっています。
成功するかどうかは別にして、四球⇒盗塁⇒バント⇒犠牲フライでノーヒットでも1点は稼げるだけに、少なくとも現状から効率を上げることは不可能ではないはず。一番重要なことは、「チャンスで長打を狙わない」こと。上位打線で、内野ゴロによる得点が増えてくるとつながりもできてくるのではないでしょうか?
ひとまず、小久保が帰ってきたら、松中にリフレッシュの期間を与えるべきでは。打球が上がってこないのは心配です。


いずれにしても、4月は厳しい戦いが強いられます。我慢して見ていきましょう。