試合短観14

流れって恐ろしい。
H1-10M
和田さんの10失点から潮目が大きく変わってきましたね。とにかく先発が6回投げきるという最低限の仕事が果たせない。そんな状況の中で、継投下手の監督が受け身の継投をしていれば勝てるわけがありません。
その上「一応」つながりを見せていた打線で、小久保が負傷。チーム全体の雰囲気が悪くなるのも当たり前ですね。
こうなった以上、一度落ちるところまで落ちてしまうのもチームの問題点を洗い出すには良いきっかけなのかもしれません。簡単に四球を出してしまうリリーフ陣、ことごとく失敗するバントや続発する走塁ミス…今まで結果が出ていたので浮き彫りにならなかった問題点をしっかり検証、対策を考えることが出来るチャンスかもしれません。
同時に王監督には、通りいっぺんではない起用を改めて求めたいものです。「実績が無いから」若手は下位でしか使わない、「実績があるから」多少疲れが見えていても試合の山場で起用する。今、チームは世代交代の真っ只中。将来像が描きにくい状況にあります。チームが苦しい今だからこそ、「テスト的起用」をしてみる価値は上がっているのではないでしょうか。具体的には、井手・松田・長谷川辺りをクリーンアップで打たせてみたり、高橋徹・大田原(岩崎は時期尚早かな)を数回ロー手投手として起用してみたり…結果が出たり出なかったりする中で、彼らにとってもっともしっくり来る起用法は何なのか、その判断材料を秋山監督に提供する仕事も「ラストイヤー」の一環なのではないかな?と考えているのですが、どうでしょうか。


最後に、最近ふと思ったこと。
ホークスの選手が「王監督を胴上げする」という発言をしなくなってきましたね。これをチーム内の不協和音と見るのは考えすぎでしょうが、「ラストイヤー」を宣言することはやはり逆効果なのですね。