試合短観20

代えるか代えざるか、それが問題だ。
5/27 H5-3G
5/28 H2-8G
試合自体は両試合とも東京Dらしいな、という試合。まして好調な巨人打線相手ですから無駄なランナーを出しているとこういう感じの打たれ方になるのも当たり前といえば当たり前。1勝1敗は順当な結果だと思います。
それより何より、本多の不調と小久保の故障が1番の不安要素。27日に、こんなシーンがありました。

6回表

投手交代 久保→福田
ホールトン 外角の変化球(4球目)に空振り三振 1アウト
本多 高めのストレート(初球)を打つもショートゴロ 2アウト
川崎 レフトへのヒットで出塁(初球) 1塁
オーティズ 高めの球を打つ(初球)もライトフライ 3アウトチェンジ


(yahooより転載・一部改変)


何とこの回、ホールトンに投げさせた球数は後の3人に投げさせた球数よりも多いのです。初球を打って凡退した3人のうち、オーティズは好調を維持しているので、早いカウントから打ちたい気持ちになるのは理解できないでもない。ただ、2安打しているとはいえ調子の上がらない本多があっさり初球を打ちにいくのは仕方の無いことなのか。少なくとも同じく早打ちの川崎と1・2番を組んで相手へのプレッシャーとなっているのか。少なくともここ数試合を見る限りは、いずれも改善の余地があると思います。
今年の本多を見て思うのは「貪欲さが無くなった」ということ。盗塁を積極的に仕掛けていない(故障の5月を割り引いても、通算盗塁数が5は少なすぎ)ことがそれを雄弁に物語っています。先日も書きましたが、同じく不振の、しかも本多と同じ早打ちの川崎は、打てなくともファールで粘って四球を引き出そうとしたり、セーフティーを狙ったりと、塁に出て相手をかき回す意欲をプレーに見せ続けています。その努力は数字にも表れていて、本多と川崎の成績を比べると打率は1分程度しか変わらないのに、出塁率は3分違うのです。
しかし、だからと言って「本多をレギュラーから外せ」と言うことは間違っています。本多にも、そういう意思がプレーに現れていた時期があるのを知っているからです。それは2007年。シーズン序盤、開幕スタメンをつかんだ彼はバットを短く持ち、苦手の左投手に対してはバスター気味に構え、塁に出れば積極的に盗塁を仕掛けていました。その姿を不振の今、取り戻してほしいのです。彼の闘志をもう一度燃やさせるには何が良いか。となると、手段としての「出塁役の併用」「セカンドの併用」が挙げられます。
候補としてはオーティズや森本。特に森本は本多には無い「粘り」と言う要素があるので、彼が使われ始めたときに本多に何が足りなくてスタメンを外されたのかが的確に伝えられる人材でしょう。
いろいろスタメン案は挙げられるのですが、例をいくつか。

A案1(松田復帰前)
7村松
6川崎
5オーティズ
D松中
3小久保
8長谷川
9多村
2田上
4本多/森本
※セ・本拠地では村松を外し、9番に投手・レフトに松中


A案2(松田復帰以降)
6川崎
4オーティズ
7松中
D小久保(故障前提)
9多村
8長谷川
5松田
2田上
3小斉
※セ・本拠地では小斉を外し、小久保ファースト・9番に投手

ロッテ時代のオーティズの二塁守備は少なくとも「ヘタクソ」では無かったように記憶しています。彼を2番に入れたのは、3番の役割をする2番、と考えてください。ただ、1番が足を武器にできなくなった村松では微妙かも。

B案(松田復帰前)
6川崎
4森本
5オーティズ
7松中
3小久保
8長谷川
9多村
D小斉
2田上
※セ・本拠地では小斉を外して田上を繰り上げ。


B案(松田復帰後)
6川崎
4森本/本多
Dオーティズ
7松中
3小久保
8長谷川
9多村
2田上
5松田
※セ・本拠地では多村を外してオーティズをライト(?)。8番以下は繰り上げ

森本の復帰が前提となっている時点で案が現実性を伴っていない案ですが、個人的にはこっちのほうが好き。本多をスタメンに入れるときも打線全体をいじる必要が無いので…
あ、小斉がスタメン案に出まくっているのは好みの問題ねw


以上、妄想タイムでした。週末は、チェンに藤岡?川井に大隣?一つ勝てたら上出来だろ。