試合短観23

「ゆ」の字がチラつく今日この頃。


6/5 H1-4C
6/6 H11-1C
6/7 H3-4T
6/8 H8-1T
大場とジャマーノ。交流戦明けの先発5・6番手候補が好投しましたが、本当に信じて良いのかな?というのが本音。被本塁打と四球がゼロだった大場。70球足らずで6回を投げきったジャマーノ。この好投は広島が相手だったからなしえた、と考えられるからです。今季の広島のチーム打撃を見ると、出塁率はリーグ5位・長打率はリーグ最下位と、打てないチームであることは明らか。更に5日のカープは大場を崩そうとしてエンドランを積極的に仕掛けていった結果、早打ちをしてきました。一発が無い・早打ちをしてくるという2つの特徴は、四球が多く被本塁打が多い大場には間違いなく良い方向に作用したはず。ジャマーノも同様で、カーブの切れは抜群ながら直球の切れがいま一つ(球速がほぼ同じ和田よりも球威が無い)という弱点を持っている彼にとって、早打ち・長打のないカープ打線は格好の練習台になったのです。彼ら2人の真価が問われるのは次回の登板。宮本を筆頭にうるさい打者が並ぶヤクルトに大場が自滅しないか、出塁率長打率共にセ1位の巨人打線にジャマーノの直球は通用するのか。この2試合は注目です。
打線では、ようやく本多の調子が上がり気味ですね。6日の試合のダイビングキャッチを見て、とりあえずほっとしました。躍動感あふれるプレーが彼の持ち味ですから、守備で作った良いリズムは打撃にももうそろそろ移ってくるはず。いよいよ明日からは、昨季一度もなしえなかったベストオーダーでの試合。スタメンが流動的な時のそれなりの面白さがありますが、ここ数年「横綱相撲」を見ていないのでどうしても期待が高まります。まずは全員そろったメンバーが見たいので、松中さん、出てね。


交流戦最後の4連戦を2勝2敗でしのぎ、いよいよ「交流戦終了時の借金完済」まで残り1勝。このラインを超えたら、優勝の「ゆ」の字も見えてくるのかな、と思ってます。何とか明日勝って欲しいな…