♯9小久保裕紀内野手

揺るがぬ「信頼」、高まる重圧。


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基礎データ

1971年10月8日生まれ。和歌山県出身。182cm、88kg。右投右打。
星林高校から青学大を経て1993年に逆指名でダイエーホークスに入団。2003年に巨人にトレードで移籍するも、2006年FAでソフトバンクホークスに復帰、現在に至る。

エピソード

バルセロナ五輪銅メダリスト。
巨人との激しい争奪戦の末、ホークスに入団。巨人入団のきっかけもここと言われている。
1年目からレギュラーとして活躍するも、98年に脱税事件に関与、有罪判決を受ける。
2003年に右膝を故障、シーズン後異例の無償トレードでの放出。
巨人移籍後は長嶋以来の右打者40HRをマーク、キャプテンも勤める。
2005、2006年共に第1号ホームランのときにカメラに向かって「約束を果たしたよ」と言う手話を送る。これは2004年オフに彼が高橋由伸と共に養護学校を訪問した時に交わした「約束を果たした」ことになる。

今季への期待

新体制の下キャプテンとして迎えた昨季。全試合出場でチームを引っ張ったが、本塁打数は06年以来3年ぶりに20本を割り、パワーに衰えを感じさせた。本塁打狙いのバッティングを以前に比べて見せなくなっていることからも、衰えを彼自身が実感していることが分かる。
得点圏での勝負強さは健在でその存在感は十分に残っているが、残された時間はあまりない。今後はできるだけ負担をかけない起用法を採るなど、一年でも長く現役を続けられるようなバックアップ体制を敷くことも必要だろう。