試合短観final

愛をこめて花束を。


9/26 H3-8E
…やっと、やっとですね。ついに辿りつきました。


祝・福岡ソフトバンクホークス7年ぶりリーグ優勝!!!

今年勝てたというのは、本当に、本当に大きい。すんでの所でVを逃し続けてきた歴史から、やっと解放されたということも勿論あります。でも、もっと大きい理由があります。それは、常勝軍団を築き上げ歴史に名を残した王ホークスのメンバーが、チームの優勝争いに主力として立ち会いうる最後のチャンスだったという事です。
99年メンバーの小久保、松中、柴原は衰え著しく、03年のメンバーの和田と川崎はメジャー流出を控えています。優勝を成し遂げられないまま彼らがチームを去った時、残るものは何なのか。そういう事をここ数年ずっと考えていました。しかし、出る答えはいつも同じ。「達成感を知らない選手たち」でした。世代交代が進んだ後に出来る彼らだけのチームでは、仮に優勝のチャンスがあったとしても、プレッシャーへの向き合い方が分からずに自滅してしまうのは明白。ホークスが再び「常勝軍団」となるためには、優勝を知っている選手たちが若手を引っ張って、とにかく一度優勝することが何が何でも必要だったのです。
そして今回も、最後の最後でチームを鼓舞したのは他でもない、野手では小久保や松中、ペタといったベテラン勢でした。今回初めてVを経験した若手選手は、彼らの生きざまを目に焼き付けてほしい。そして、自分たちが主力となった暁には、先輩から受け継いだ「結果の出し方」を実践し、黄金時代を築きあげてほしい。それが、今回の優勝の持つ最大の意味だと思います。
それにしても今年は、若手選手の成長が目立つ一年でした。9月のヒーロー・森福、一時はユニット入りも果たした甲藤、育成選手から這い上がった救世主・山田、ようやく低迷から脱した長距離砲・江川、そして我らが横浜市民の星・福田。
こう眺めてみると、ここ数年くすぶり続けてきた戦力が今年一気に花開いた事を実感できます。そして、勝つためには若い力の台頭が必要だという事も改めて実感しました。これから彼らは初めてCSという厳しい舞台に挑むことになりますが、おごらず、かといって臆せず、若さを武器にして臨んでほしいです。


最後に選手・スタッフのみなさん。8月以降は本当に厳しい試合が続きましたが、ご苦労様でした。そしてもう一度、おめでとうござます!


…え?今日の試合?振り返らなくても良いっしょ。とりあえず長谷川HRおめ。

追記

例年の事ですが、CSは別トピックを立てるので「試合短観」はきょうでおしまい。一年間お付き合いありがとうございました。