第6戦雑感

なんで、一段一段。


10/19 M7-0H
巨人が小笠原やラミレスを補強していた頃、原監督はそれを肯定するために、こんな事を言っていました。

我々は良い選手はいらない。欲しいのは強い選手だ。

この言葉、今回のシリーズのホークスを通して、何となく分かった気がします。要は、良い選手ばかりなのです。だから肝心要の試合で力を出しきれないのです。来年以降、何もせずにいれば、戦力低下はさらに激しく進みます。年齢は関係ない。とにかく「強い選手」を残し、足りなければ補強してほしい。それができなければ、待っているのはただ一つ。暗黒時代です。


このシリーズ、ホークスが敗れた理由を挙げるなら、この言葉に凝縮されるでしょう。


野球の神様をナメたから。


まず、第3戦の小久保を筆頭に、わずか6試合の間に信じられないミスが2回も出ました。
さらに采配でも、たったの3点ビハインドで敗戦処理の藤岡を送りこんだ(第4戦)事に象徴されるように、特にビハインドの状況で、最後まで全力で戦うという姿勢を見せませんでした。あと関係ないけど、大隣を5回で下ろしたのは…何でだったんだろ。
これだけ慢心を見せていたら、負けちゃうのも当たり前といえば当たり前。来シーズンに向けた課題ですね。


ただ、強く言っておきたい事があります。それは…2010年のパ・リーグを制したのは、ホークスだという事。もう7年も遠ざかっていたのですから、今年はそれを成し遂げたというだけでも十分だと、私自身は思います。何をわめいても今ファンにできる事は、日本一になるという目標を達成できるよう、来年も全力で応援しようと誓いを新たにする。それだけです。


最後になりましたが、ホークスの選手、スタッフの皆さん。一年間ご苦労様でした。そしてマリーンズの選手・スタッフ・ファンの皆さん、ホークス、ライオンズに限らず、パ5球団の無念を背負っている事を忘れず、日本シリーズも全力で戦ってください。