#57三瀬幸司投手

死球が全てを変えた。


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基礎データ

1976年3月11日、香川県出身。177cm、77kg。左投左打。
観音寺一高校から岡山理大学、NTT西日本中国野球クラブを経て2003年ドラフト7巡目でダイエーホークスに入団。
2010年6月にトレードで中日に移籍、現在に至る。

エピソード

高校は進学校、大学は2部リーグ、社会人ではクラブチームと、プロ野球とは無縁の野球人生を送っていた。
社会人時代たまに広島のスカウトが見に来たことがあったのだが、彼はスカウトが来るといつも打たれていたらしい。
2003年にエースとして都市対抗に出場、年齢がネックとなって敬遠された所をホークスが指名。
ルーキーイヤーの2004年クローザーに抜擢され、32SPを挙げて最優秀救援投手と新人王のタイトルを同時獲得。
しかし翌年、金本に与えた頭部死球が原因でイップスに陥り、馬原にクローザーの座を明け渡す。
以来、ワンポイントとしての登板が多くなった。

今季の三瀬

秋山政権がワンポイントリリーフを廃止した事もあって、存在感を失っていた彼。この傾向は今季も変わらず、敗戦処理でも打ち込まれるケースが目立った。
いよいよ戦力外が近づいてきたかに思われた矢先、中日へトレード。当時故障していた、高橋聡文や小林の補完戦力として期待され、当初はそれなりに出番が与えられたが、サヨナラ負けのきっかけを作るなど結果を残すことはできなかった。
何といっても、内角に投げ込めない気持ちの弱さが解消されないのが痛い。来季もそれが直らなければ、戦力外も近い。崖っぷちだ。