♯3松中信彦内野手

悩める主砲。しかし不動の4番打者。
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基礎データ

1973年12月26日、熊本県出身。183cm、100kg。左投左打。
八代第一高校から新日鐵君津を経て1996年ダイエーホークスに入団、現在に至る。

エピソード

長打力が売りで、プロ2年目の1998年にウエスタンリーグのホームラン王に輝く。
1999年より吉永に代わって1塁の定位置を獲得、以来レギュラーに定着。
小久保が離脱した2003年から4番を勤め、2度の本塁打王首位打者、3度の打点王に輝き、2004年は三冠王も獲得した。
アトランタ五輪銀メダリスト。

来期への展望

今年は多村や小久保の入団もあって負担が軽くなるだろうとされていた松中。しかし、怪我をきっかけに打撃が低迷、レギュラー獲得後最低の本塁打・打点となってしまった。
やはり、その大きな原因は「怪我をちゃんと治さなかった」ことにあるだろう。
月間打率を比べてみると、4月は3割近い打率を残していたのだが、5月にひざを故障した後は7月を除き打率は低空飛行をたどり続けた。
故障をおして試合に出続けた影響で、ひざに負担のかからないフォーム(上半身だけで打つので下半身の踏ん張りが利かず打球が伸びない)に自然に変わり、打率はおろかホームランも出なくなってしまっていたのだろう。当然「怪我をちゃんと治す」ことをあまりに軽視しすぎた今年の王采配には猛省をお願いし、来期はしっかりとした対応をしてもらいたい。


ここまで書いて、ふと思ったことがある。


以前の松中なら多少の痛みにも堪えて活躍できたのではないだろうか?
しかし、今年は最後までダメだった。
こういうところに松中信彦の衰えが見え始めたのではないか?


今年の彼を見て「衰えた」と決め付けるのは早計だろう。それでは、来期故障を治した彼がどれだけ打つのか?それは未知数だ。
来期は彼のスラッガーとしての人生の行く末を占う年になりそうである。


当然彼が復活しないことには優勝はない。タイトルを再奪取するくらいの活躍を期待。