♯5松田宣浩内野手

ポスト小久保が小久保にレギュラーをさらわれ、そして取り返す?
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基礎データ

1983年5月17日、滋賀県出身。179cm、83kg。右投右打。
中京高校(岐阜)から亜細亜大学を経て、2005年大学・社会人ドラフト希望枠でソフトバンクホークスに入団、現在に至る。

エピソード

持ち味は長打力。高校通算60本塁打、大学通算16本塁打(東都1部)。
大学3年生の時に部内で不祥事が発生、東都2部に降格となり記録更新はならず。
しかし4年次には主将としてチームを牽引、秋のリーグ戦で東都1部へ復帰させた。
新人としては小久保以来の野手開幕スタメンを勝ち取るほど、期待の大きい選手。

来季への期待

三塁手として小久保が復帰し相当苦しいシーズンが予想された今季だったが、松田の存在感は思ったほど薄くはならなかった。
オープン戦の不振で開幕は2軍スタートだったが、5月末までファームで三冠王に近い数字をたたき出すと、長打不足にあえぐチーム事情に乗って6月に1軍昇格した。するとバットを寝かせる新フォームでヒットを量産、そのままシーズン終了まで1軍に残って、小久保と松中のサブとして十分すぎる活躍を見せた。
逆境の中でひたすら己を磨くことに勤め、打撃3部門の成績を2軍、1軍ともに大幅に向上させたのは素晴らしい。大学時代、2部降格という屈辱を主将としてチームをまとめ覆した精神的な強さこそ、松田の持ち味なのだろう。
今後のホークスの主軸を担うことは確実であり、来季はぜひとも小久保から定位置を奪いたいところ。そのためにもチャンスでの勝負強さか、確実な守備のどちらかは最低限身につけたい。