第1戦 あの頃には帰れない
「エースへの信頼」という名の幻想。
千葉
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
H 0 0 3 1 0 0 0 0 0 4 5 0
M 0 0 3 2 1 1 0 1 × 8 9 1[バッテリー]H●斉藤,柳瀬,藤岡,篠原-的場,田上
M○渡辺俊-里崎
[HR]Mオーティズ(柳瀬・ソロ)
行こか、戻ろかと逡巡しているうちに終ってしまったような試合でしたな。
斉藤を含め投手陣は7四球で自滅、受ける的場も同じ方法で打ち取ろうとする工夫の無い配球で痛打を浴びる。
打線も逆方向への意識が表れていたのはせいぜい5回まで。ひとたびリードを奪われると早打ちに走り、逆に渡辺を助けてしまった。
ただ、一度のミスをしっかり得点につなげた3回だけは「強いホークス」が垣間見え、打線は完全に死んではいないことも判った。
明日のロッテの先発は小林。そしてあさってのホークスの予想はスタンドリッジ。状況はとても厳しい。まさに崖っぷちである。
今のホークスは、パ・リーグの代表として日本シリーズに出場するのにふさわしいチームとは思えない。ロッテや日本ハムのようなはっきりしたチームカラーを1年間見出せず、個々の力だけで勝ってきたからだ。
しかし、せめてロッテを追い詰め、ボビーの思惑通りの快進撃を食い止めて欲しい。
「幕張のチームばかりにいい思いをさせてなるものか」
それこそ、真の「鷹の意地」、ファンの切実なる願いだ。
杉内サン、「ロッテキラー」として、ゲームを作ってください。
川崎さん、本多さん、果敢なスチールで守備陣をかき乱してください。
そして松中さん、小久保さん、シーズンの、そして今日の悔しさを晴らしてください。
明日も愚直に、勝ちを期待します。それしかファンには出来ないのだから。