試合短観18

クマモトリオよ、ついに「馬」脚を現したな。
5/19 T1-1H
5/20 T2-3H
19日・20日と連続して馬原が打ち込まれる、グダグダな展開。打線も方やヒットすら出ず、方や怒涛の拙攻劇と、ヤフードームに居た方も随分イライラしたことでしょう。
さて、クマモトリオ1号・松中が復帰相成ったわけですが、チャンスを潰しておいてサヨナラHRでスポーツニュースを独占とは、姑息にも程があるというもの。otzに謝れ

…それはさておき、両日通じて彼らしい当たりは少なかったような…本調子にはちょっと遠いといった所。そして、日曜からの神宮・東京Dの試合の外野は、松中・長谷川・オーティズという外野守備をナメた布陣で望むのでしょうか?明日にも多村ないし村松が上がってくるようなので、松中を代打に回せると良いのですが…そんな余裕は無いか。
何より心配なのはクマモトリオ2号・馬ーくん。MXの中継によると直球の威力はまだまだだそうで、しばらくは劇場型の投球が続く模様。ここにきてWBC疲れが出た、ということでしょう。休む、という選択肢が考えにくいだけに、もう1度林と対戦して抑えるまでは迷いが続くような気がしますが…
そしてクマモトリオ3号の秋山監督。この連戦を見ていて、やっと彼の考えがわかりました。それは

選手を信じるのを止めた

2戦共に、その傾向がはっきり出ました。例えばリリーフの起用。馬原が出てくる9回、ベンチには両試合とも攝津が残っていたのです。勿論先発の好投が要因の一つにはありますが、高山コーチをして「打たれても仕方ない」と言わしめる安定感を持つ攝津なら、少なくとも初戦の7回(杉内は6回でアップアップだった)には出てきてもおかしくなかったはず。それをせず馬原の後に出したということは、決して馬原を信じてはいない、という暗黙のメッセージだった、と思うのです。
野手についても同様。終盤にランナーが出ると判で押したように、ワンアウトでも、好調な長谷川でも、バントを命じるのです。これは、好調な打者といえど7割は失敗するという論理なのでしょう。つまり選手が打つ、という選択肢にNOを突きつけているのであり、選手を信じてはいないからこそできる戦術です。その内松中や小久保にバントをさせて悦に入るベンチが見られるかもしれませんよ。決して私は好きな策ではないのは確かですが…


それはそうと、日刊ゲンダイのくせに興味深いネタがありました
「眠れる鷹」城所(ゲンダイ)
ネット上の雁ノ巣ウォッチャーの期待を裏切り続ける城所。確かに今のままでもポスト辻くらいにはなれるはずですが、上昇意欲が無いのはいただけませんね。長谷川の活躍も何とも思ってないのでしょうか?