試合短観28

奇跡は易々とは起こらない。


6/30 Bs2-13H
7/2 Bs6-5H
松中「幻弾」
打線の勢いは止まっていないね、というのが第一印象。チーム状態が悪ければ昨日の試合は攝津が逆転された後はそのまま試合が終わっていたはず。ただ、その勢いをベンチワークが消していないだろうか?というところが心配な点。盗塁の成功率が悪いことを考えると、バントの多用自体が悪いという訳ではないのでしょうが、だからといって昨日の試合の4回に、同点の場面とはいえ松田に送らせたのはどうなの?と思いました。松田・田上・本多に自由に打たせて凡退と、遅らせて田上・本多が凡退。どっちが納得?という難しい局面であったのは確か。しかし、本多でも失敗する3塁へのバントを松田に要求するくらいなら、自由に打たせて三振(1死2塁)でもバント失敗(1死1塁ないし2死走者なし)よりは傷は浅くて済む上、運がよければ長打の可能性も出てくるだけに、初球からバントという選択は、みすみす相手にアウトを献上したという感じが否めませんでした。


楽天が3タテを食らい、ゲーム差は何と6.5。函館の対ハム連戦に連敗するようなことがあると、上にも下にもそれなりの差があるという何とも言えない立ちに位置になり、チームから緊張感が失われる可能性大。「一つも負けられない」状況の中で戦う事が長谷川ら若手の成長に繋がるので、何とか最低でも1勝1敗で切り抜け、マッチレースを展開していって欲しいですね。