試合短観40

はるか遠く 秋が目覚めた。


8/14 H1-7Bs
8/15 H0-6Bs
8/16 H9-1Bs
勝ち越しが大前提だった下位2チーム相手に、勝つときは大差・負けるときは完敗で結局負け越し。これは上位にいるチームの戦いではありません。改めて「貧打」がここにきてクローズアップされてきた、という印象です。ただこの責任を病み上がりのオーティズ1人に押し付けてしまうのはちょっと情けない。むしろチームとして打順も含めた攻撃の仕方に問題があると思うのです。この3連戦の中で新井氏(元H打撃コーチ)が「ホークスの打者は工夫が無い」と嘆いていたようですが、その象徴的なシーンが2戦目に繰り広げられました。

8/15 H0-6Bs
1回表(投手金子)

本多 高めのボール球につられて(4球目)空振り三振 1アウト
川崎 外角の真っ直ぐを打つ(3球目)もレフトフライ 2アウト
松中 11球目のシュートを打つもセカンドゴロ 3アウトチェンジ

またか、と仰らないでください。立ち上がりの誰もが不安な1回に1・2番と何の苦労もせず打ち取られ、3番が出塁役のような粘りを見せている。確かに金子の調子が良かったのは事実ですが、あっさりと凡退して楽に試合に入らせている。初球打ちのメリットもあるのは十分承知していますが、そういう打者を2人も並べ、しかもそろって結果が出ていない。ヒットが出なくても粘って四球を引き出したり、凡退しても金子の何を狙っていくのが良いか伝えることができる。そういう打者こそ出塁役として起用するべきであって、具体的には長谷川の1乃至2番起用があってしかるべきなのではないでしょうか?中日の1・2番コンビだって井端が年間50個近い四球を稼ぐことで荒木の積極打法による出塁率の低さを補っている訳だし、西武の片岡・栗山にしても同じことが言えます。本当に強いチームを作りたいならば、短期的にも中期的にも検討すべき課題ではないでしょうか。


さて、西武戦な訳ですが、CSを考えたら第1ステージ突破の可能性は楽天より西武と当たった方が高そうなので最低限1勝2敗、出来れば3タテを食らったほうが鷹的には良かったりして…