試合短観42

風は、吹いた…か?


8/21 F2-6H
8/22 F3-4H
8/23 F1-3H
何とハム相手に今季初のスウィープ。糸井や小谷野が抜けて飛車角落ちだったとはいえ、優勝した07年だってこんなオーダー

8森本
4田中賢
9稲葉
D高橋
7工藤
3稲田
6金子誠
5陽
2鶴岡
P八木

で試合をしていた訳ですから、ハム側から見ればあまり焦る必要は無かったような気がするのですが…この3連戦、ハム側に「何故?」と思うような采配が目立ちました。具体例を挙げましょう。

2戦目

3−2と逆転した6回、好投していた藤井を下ろし鷹戦の相性の悪い(試合前の時点で防御率8点台)江尻を投入→再逆転
1点差を追いかける7回、前の回にホールトンから安打を放った高橋にバント指示→成功も加点ならず

3戦目

同点に追いつかれた6回、田上を歩かせ、安打を放っていた長谷川勝負→勝ち越し


特に2戦目の江尻投入は何だったのか。ただでさえ宮西や菊池といった中継ぎ投手が離脱し、先発が少しでも長いイニングを投げることが求められる中、主力に良い当たりが出ていなかった藤井を、新聞に載っているように単に左右病の原理を適用して下ろしたのだとすれば愚の骨頂。82球だもんねぇ…
考えられるのは選手も含めてチーム全体がマスコミに煽られ焦っていた、という事で、そうであるならばホークスの3タテは必然であった、と言えましょう。
とはいえ、病み上がりでも何とか試合を作った大隣や今季1番の好投を見せた杉内、ここ1番での集中力を見せたオーティズや長谷川もさることながら、有言実行を果たすべく積極的なプレーを見せた小久保の奮闘が勝利を手繰り寄せた事は確か。皮肉にも松中が抜けてつながりの良くなった打線が勝利を呼び込んだ3連戦でした。
せっかくチームの状態が上がったにも関わらず、次の鴎戦の勝ち越しは至難の業。とにかく打って打って打ちまくらないといけません。出られたら、悔しさを晴らしてね<4番の人