試合短観44

歩き出す道は もう違うね。


8/28 H1-3F
8/29 H3-5F
8/30 H3-2F
8月の試合も今日で終わり。12勝12敗2分のイーブンで何とか踏ん張りました。試合内容自体ははっきり言ってボロボロですが、内容に劇的な変化があったわけではないのであえて言及することも無いでしょう。それより大切なのは9月の戦い。06年も,07年も,去年ですら8月終了時には2位につけていたのですから、9月以降の戦いはホークスにとっては特に意味を持つのです。私が注目したいのは以下のポイント。


?結果主義への転換ができるか?
8月までのホークスは、結果が出なくても中西や小斉といった将来に期待が持てる選手を積極的に起用してきました。また、プロ入り初といっても良い不振にあえいでいる川崎や初回の打率が.229(8/29現在)と全く1番打者としての仕事が出来ていない本多を、チームの形を崩さないことを優先して1・2番に固定起用してきました。私としては、少なくとも全く結果が出ていない選手をいつまでも惰性で起用することには意味を見出せなかったのですが、それが秋山野球である、ということで理解していました。ただ、9月は1試合1試合の重みが格段に違ってくる時期。チームに対して貢献が出来ない選手・あるいは貢献できる起用法をされていない選手については厳しく入れ替えを進めていくべきだし、逆に結果が出ている選手は少しばかりセオリーを外れた起用法をしてみる、といった冒険も必要だと思います。過去の例で言うならば、06年は田上を3番で起用し柳瀬をリリーフで起用する、という冒険をし、前者は失敗したものの後者はPOの救世主を生み出しました*1。今年で言うならば、明石・森本を常時スタメン起用する、という事が考えられます。甲藤の昇格はこのパターンに当てはまるのかもしれませんね


ただ、ここ数年の反省を生かすというのであれば、重要なのはむしろ↓かもしれません
?最後までファイティングポーズをとれるか?
昨年の大失速。それは西武に3試合連続で引き分け、優勝が大きく遠のいたところから始まりました。そして移動日。王監督(当時)が「CS狙い」と発言するとチームの勢いは急降下。その流れに拍車をかけたのは他ならぬ王さんでした。馬原の同点被弾という最悪の負けにもかかわらず白々しいコメント。チームはなすすべなく連敗を繰り返す。そのときの私は怒りを静める手段としてこのブログを使っていました。
そこから学ぶことは何なのか。それは、どんなに絶望的な差が開いていようと、現場の先頭に立つ監督ははったりでもかまわないから「優勝は出来る。絶対優勝するんだ」と意思表示をし続けなければならない、ということ。ただでさえすぐに意気消沈してしまうのが今のホークスの特徴なのですから、少しでも士気を高めるためにも、秋山監督や小久保キャプテンには是非行動で、チームを盛り上げていって欲しいです。確かに私は今年のホークスに優勝を期待しているわけではありませんが、若手が経験を糧に出来るという意味で、優勝争いは全力で続けていって欲しいと思っています。


さあ。9月。応援にいける人は頑張って下さい。応援の力で勝たせたあげてね。

*1:厳密に言えば田上3番は8月上旬からでしたが、残り試合数は今年の9月と同程度