試合短観48

俺達が憑いてるぞーっ!


9/11 E7-4H
9/12 E5-6H
9/13 E1-2H
一応元ネタ
ハムの連敗に完全にお付き合いの1週間。同じことの繰り返しでフラストレーションがたまる試合展開に、馬原の魔原ンゴ化で止めを刺してしまいました。
秋山監督の起用は全部が全部悪いとは言いませんが、その中でも気になったのは、中継ぎ投手の選定。今日はこの点に少しだけクローズアップしてみましょう。


1.大隣のリリーフ起用
先日のロッテ戦、そして12日の楽天戦と左打者が並ぶ場面でリリーフ起用された大隣。しかし、大松・福浦・鉄平に安打を打たれリリーフ失敗。特にロッテ戦はリードしていた場面だっただけに結果だけを見れば「戦犯」扱いされてしまうのは仕方の無いところ。ですが、このデータを見てください。

左右打者別成績
対右打者…313打数86被安打(被打率.275)
対左打者…114打数42被安打(被打率.368)

sports@nifty より引用

これでもあなたは、大隣を責められますか?私は勿論、ワンポイントで起用するほうが悪いと思っています。彼の投球を思い出してみてください。彼はいつも、コントロールの悪さから来る球数の多さを無尽蔵のスタミナで補っているのです。だとすれば持ち味を生かすためには先発ないしロングリリーフでの起用が必須。そういう場面で使うつもりが無いのなら、ファームに落としてしまったほうがマシというものです。同じことが大場にも言えますけどね。


2.実績へのこだわり
佐藤誠へのこだわりです。彼は「厳しい場面は水田か佐藤」と秋山監督に言わしめるまでの信頼を勝ち得ていますが、07年を境に投球内容は年々悪くなる一方。「Mr.スクランブル」の異名を誇った流れを呼び込む投球術はすっかり消えうせています。その凋落振りは、昨日の試合が象徴しているでしょう。相手が山崎とはいえ、詰まった当たりをスタンドまで持っていかれる。明らかに球威が1軍レベルに無いことをまたも露呈してしまいました。流石に今日抹消されたようですが、結果を全く残せないままこの時期まで1軍に残っていたこと自体が問題だと思います。


3.馬原の幽閉
6連勝だった先週から1試合も登板の無かった馬原。金曜日、若田部氏はMXの中継の中で馬原の投球練習を見ながらこう言いました。

リリーフ投手は投球間隔を開けすぎてはいけない。馬原も休み明けで肩が軽くなりすぎ、球が抜けるかもしれない。

結果はいうまでもありません。若田部氏は実に的確な予想をしました。これは正しく、人災です。


正直この1週間の戦いで優勝の目は9割9分消えていましたが、実は最低でも2位キープを目指すために必要なのは打線の強化なんですよね。金曜の田中・土曜の青山をKOできなかったのは厳しいを超えて「酷い」。そういう意味では今日の2番明石・9番川崎の組み換えは納得できますが、明後日から元に戻しては意味がありません。試行錯誤は結構なことですが、行き当たりばったりは固定起用よりもたちが悪いです。何とか檻戦。2番明石が続きますように。マッチが明後日1軍に戻ってきますように。和田さんに援護がありますように。