試合短観51

運命と他人は言うけれど。


9/21 M0-4H
9/22 M5-3H
9/23 M7-5H
結局、大事な時期に投げてみなけらば分からない投手がローテの半分以上を占めていること自体が、このチームの未熟さを示しているのでしょう。あくまでホークスは前年最下位のチーム。そういうチームにはそれなりの戦力しか与えられていない、という事を思い出させてくれた9連戦でした。
多村を外して明石を使い松田を使い、と試行錯誤の続く打線は、正直な所これ以上手の入れようがありません。今出来ることがあるとすれば、長谷川を2番に繰り上げる位でしょうか。だとすれば投手が踏ん張らないといけないわけですが、この惨状。厳しいね。
投手陣の中でも私としては、大場という将来の鷹投手陣を背負って立たなければならない投手が大事な試合でもろくも崩れたのが残念。四球を極端に嫌がり、置きにいった甘い球を痛打される、という幼さはついに今年も解消されませんでした。今回は好投した大隣にも同じことが言えるのですが、三振を取りたい、早いボールを投げたい、という幼稚な感覚が成長を阻んでいる感じがします。杉内や和田といったチームの中心選手が三振をどんどん奪うスタイルなだけに、アウトをとる、という意識を第一に持って投球できる選手がいれば彼らの手本になるのですが、今のホークスにはいない。厳しいね。
ついに上を目指して戦う日々に終止符が打たれました。本拠地で醜態をさらしたので、福岡のファンも納得してくれるでしょう。


でもあえて言うぞ。戦いはこれからだ。


このままズルズルと行ってしまうのであれば王ホークスと何ら違いは無い。9月・10月に勝ち越してこそ、戦い方をマイナーチェンジした意味があるというもの。あくまで鷲に対して付け入る隙を与えないためにも、消化試合でも打てる策はどんどん打っていって欲しいです。