試合短観36

控えのプライド


8/24 Bs4-5H
8/25 Bs4-2H
8/26 Bs4-4H
この3連戦で一番気がついたことがあります。それは、レギュラーの選手にあって控えの選手にはないものは何かということ。
それは、ミスを引きずるかということ。
…何を言いたいかは分かっていただけたかと思います。2戦目の森本ですね。8回のエラーはとても痛かったが仕方ない。小久保が取れなかったのも悪いから。ですが9回にもエラー。1点差に追い上げた直後だっただけに、完全にチームの勢いに水を差す形になってしまいました。試合が終わった後のベンチでの表情は北京のときのGG佐藤みたいでしたね。完全に表情が死んでました。
対象的だな…と思ったのがカードが全然違って申し訳ないのですが、先日の横浜-阪神戦で、平凡なサードフライを落球したのにヘラヘラ笑っていた村田。その後しっかり切り替えてHRを打ちました。笑ってたことの是非はともかく、それくらいの意気がないと長いペナントレースで定位置を奪う事は出来ない、ということなのでしょう。それが出来なかったのが08年のGG。で、結局レギュラー陥落ですもんね…森本も重要な戦力ですから、なんとか気持ちを折らずにいってほしい(昨日の様子を見る限りは大丈夫そうだが…)。そう。今こそ「強い気持ち」が大切なのです。
投手陣はずいぶん牛パイアに足を引っ張られたのでしゃーない。それにしても小椋に躍動感が戻りましたね。初球をカーブから入る場面が目立ちましたが「とりあえず初球ボールになると焦りだす」という彼の性格を勝己がよく分かってたという事でしょう。自分を分かってくれる人がいてくれて良かったね…というか田上にもそれくらいは察して欲しかったですが。
どっちかと言うと打線がお疲れモードなのが気がかり。特に小久保と2戦目以降の多村。多村は無理して出てるのか、打球の伸びがさっぱりになっちゃいましたね。初戦の江川の無闇なスイングさえなければ(あれでは使ってもらえんわ)「休みをあげて」と言えるんですけどね…
シーズンも佳境に入って3チームが横並びと言う異常事態に見舞われているパ三強。一週間ごとの好不調の波が極端に来るのが今年の特徴ですから、ここからの展開として考えられるのは当然、今不調の猫が上がっていくことと、今好調の鴎が下がっていくこと。ホークスはどっちについていくことになりますかね?秋山監督は「まだ天王山じゃない」と言ったそうですが、それを言い出したら天王山はCSな気がするんですがまぁそれは置いといて、この鴎戦。両エースは堅いでしょうから、大隣の出来が勝負を分けることになりそう。前回も言いましたが、彼には「結果」を残してほしい。